ロールを置いて考える習慣について

先日、システムアウェアネスの初級コースが終わりました。

それ以来、時々、物事をロールを建てて考えます。



ロールを建てると、自分の気づかなかった構造が立体的に見えてきます。


例えば、仕事で上司から何かの依頼を受けます。


上司に仕事を依頼したさらに上の上司・・・そして発注をした大元の上司という構造を考えます。


まどろっこしいので、一般的に置き換えてみます。


副社長>秘書>支社長>課長>私


この流れで仕事が発注された構造を取り扱ってみます。

まず最初に、ロールを建てて考えるのは、発注主の副社長。

「この仕事を通じて実現したいのは何か?」

次に、秘書、支社長、課長のロールを順に建てて考えます。


すると、仕事に求められている「仮説」が見えてきます。


私としては、仮説を検証するしないを含め、いくつか選択が可能となります。

①課長の発注する仕事をそのまま遂行する

②支社長の考えを探り、その意向で遂行する

③秘書の考えを探り、その意向で遂行する

※副社長に直接、尋ねることは、私のポジションからは難しいです。


一方で、葛藤もあります。


この仕事を受ける受けないが、私の選択肢に入っていない。

複数のロールを建てて考えるが、徒労に終わることもある。


もちろん、仮説は実際と異なることもありますので、それはフィードバックとして、次回に生かすことができます。


なお、この働きが市民に直接役に立っているのかと問われると、疑問があります。

そして、職場において、私が私の全体性を生きることは難しいなと思いましたとさ。

記憶の湖

これまでに出会ってきた多くの人たちから影響を受け続け、そしてそんな人たちと過ごした時間の記憶の集合体のようになって今の僕があるのかもしれないと考えることがある。 「パイロットフィッシュ」大崎善生

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