対立すること

地域活動の支援の中で、最も悩むのが対立。


意見の対立が、人格否定につながり、長く尾を引いて地域に残ってしまう。



ある実話を、フェイクを交えて書きます。


シルバークラブで会計処理を巡って、激しい争いが起き、行政へも多数の苦情が上がりました。

内部が二つに割れて、会長派と、反会長派の激しい対立が起きていました。


その争いの原因を丁寧に探っていくと、反会長派の中核となる男性が居ました。

じつはその奥さんがある団体の会計をしており、その会計処理について、会長が疑問を投げかけたのでした。

反会長派の男性は、自分の奥さんが言いがかりをつけられたと感じており、その報復として対立を引き起こしたのです。


では、その奥さんの会計への疑義は何だったかと言うと、「帳簿の記録がずさんなので、レシートや領収書と合わせて整理して記載してください」という至極まっとうな意見。


こうした、意見の対立が、大小を問わず地域活動の中で頻繁に起きています。


今年は、どのように対立を受容し、意見の相違が、相互の人格否定にならないようにするかをテーマに、研修を行い、現場で使えるメソッドを伝えていきたいと思っています。



記憶の湖

これまでに出会ってきた多くの人たちから影響を受け続け、そしてそんな人たちと過ごした時間の記憶の集合体のようになって今の僕があるのかもしれないと考えることがある。 「パイロットフィッシュ」大崎善生

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