ジャッカルのパワー

NVCを学ぶ中で、ジャッカルとキリンが象徴として出てくる。


ジャッカルは、私たちが頻繁に使っていて、痛みを生む考えや表現・行動を現わします。

「私は正しい。あなたは間違っている」

 ●あいつが仕事しないから、俺が大変なんだよね。

 ●あの店員が仕事中におしゃべりして笑ってるのはおかしい、もっとまじめに仕事しろ!

「あなたが正しい、私は間違っている」

 ●ああ、また誤字して上司に怒られちゃった。なんて私はダメな人間なんだろう。


このジャッカル、NVCを学ぶ中で、私はあまり好きになれません。

間違っている事、正しくない生き方の象徴のような気がして・・・・・


先日、NVCのダンスフロア、YES/NOダンスを実演する機会がありました。

私はサポートとして。


キリンのNOがとても弱い・・・・

なぜなんだろう?


もういちど、ジャッカルのNOに戻ってもらい、思う存分、ジャッカルのNOをやり切ってもらいました。


すると、聞こえてくる声がある、浮かんでくる声がある。


守りたい、大切にしたい・・・・・


ジャッカルを徹底的にやりきることで、心の奥の叫びがエネルギーとして場に飛び出してくる。


そのエネルギーを掴んで、言語に変換して、場に戻す。


すると、急激に場が変容していく。あなたが変容していく、私も変容していく。


男性が、社会の中で、まっとうに生きていくために押し殺し、見ないように、感じないようにしてきたエネルギー、感情、生き生きさ。


合理性、論理性、損得・・・その事のために封じ続けてきたものが見える。


そして、それは私も同じ。


封じてきた箱、生まれ始める輝き。


そのものを、抱きしめるひと時。

記憶の湖

これまでに出会ってきた多くの人たちから影響を受け続け、そしてそんな人たちと過ごした時間の記憶の集合体のようになって今の僕があるのかもしれないと考えることがある。 「パイロットフィッシュ」大崎善生

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