聴いてもらうこと

ここしばらく、痛みを伴う事が起きていました。


・胃癌の疑い(これは胃癌ではなかったですが、経過観察)

・息子が大学の第一志望に受からなかった。

・娘が高校の第一志望に受からなかった。

・今の職場が楽しいとばかり思っていたけれど、その陰で、私自身が痛みを抱えていると気づいてしまった。

・妻のメンタルサポートをしないといけない。



NVCのコミュニティの一つで、聴いてくださる方を探したところ、受けていただく事ができました。


※このような関係性を持つ人生を生きる事ができるなんて、なんて幸せなのでしょう。

 聞いてくださって、本当にありがとう。


聴いてもらう、というその事だけでも、ずいぶんと心が嬉しくなるな~と思いました。


サポートを受けながらまず最初に見えてきたのは

私は、「胃のあたりで蓋をして、悲しみなどの感情を抑え込んでいる。」という事でした。

市民を対立から護るため、子どもを護るため、自分が崩れてはならないという強い責任感で、感情を押しとどめていました。


聴き手の方から、「抑え込まれている感情たちはどんな感じなのでしょう?」と投げかけをいただき、抑え込まれる感情になってみる。


そこは、イキイキとしたパワーがあり、私の命のエネルギーの表れを感じます。


やがて、胃の下にあった感覚が、胸のあたりまで届きました。


うん、いきいきと生きている感覚がする。

胸がじんわりと暖か、ホルヘの言うフグ、胸のあたりが大きな風船のようで、ぬくもりがある。


ここまでくると、なんだか安心感も芽生えて、あとは一人でプロセスできます。


そして、そのあと時間を置いて思ったのは


私は、「護る」エネルギーを、手放す時期に来ている。


市民の自律的なコミュニティ活動を支援する・・・・ただし、対立や抗争を止める、守るという事を手放す。

対話や活動(もちろん対立を含んだ活動)を促進することにシフトしていく。


家庭においても

・精神的な面で子どもを守るどっしり構えた父親であることをやめる。

・経済的な安定で子どもを支える父親であることをやめる。


それは急激に変化する必要はないけれど、海に繋がる大きな川が、その流れを大きく緩やかにしていくように、私もまた、緩やかに穏やかに、義務的な役割を降りていく、父親を手放して人間になっていく。


大きなワンネスに、少しずつ近づいています。

記憶の湖

これまでに出会ってきた多くの人たちから影響を受け続け、そしてそんな人たちと過ごした時間の記憶の集合体のようになって今の僕があるのかもしれないと考えることがある。 「パイロットフィッシュ」大崎善生

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